2018年1月29日 (月)

卒論報告会(1/27)開催

無事に卒論報告会を開催できました。
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多数の卒業生にお越しいただき、本当にありがとうございました。
取り急ぎ、少しだけですが写真を掲げさせていただきます。
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報告会の風景です。
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報告会終了時の集合写真です。
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終了後の懇親会。
↓無事に卒論報告を終えた4年生の皆さん
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↓無事に卒論報告を終えて、しかも口頭試問に合格した皆さん
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おまけ
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卒業生の皆さんからは、いろいろお心遣いいただき、大変恐縮でした。
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To be continued

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2018年1月24日 (水)

各卒論の要旨

 ●1/27に報告予定の各卒論の要旨です。

 (順不同)

 

こうのとりのゆりかごに預けられた身元の判明しない子どもを救う

―里親と特別養子縁組の実現による永続的な家庭養護の実現―

 法政大学 社会学部 社会学科 4K組 14E2305 永川舞子

 

本研究では、熊本県の慈恵病院に設置された匿名で新生児を預かる窓口「こうのとりのゆりかご」に預けられた親元の判明しない子どもたちを研究対象とし、彼らの永続的な家庭養護を実現することを目的とする。

1章では、こうのとりのゆりかごは匿名で新生児を預かる施設の名称であり、実名を公表できない母親たちにとって悩みぬいた末の最終的な手段として位置づけられていること、実際の施設の利用状況からゆりかごにはある一定数の需要があることを明らかにし、ゆりかごの必要性について述べた。

2章では、ゆりかごに預けられた親元の判明しない子どもたちは施設養護、里親制度、特別養子縁組の3つの措置のもとで生活していることを明らかにした。身元が判明しない子どもたちの約半数は自らの出自を知ることができず、里親制度や特別養子縁組制度に恵まれない子どもたちは子ども時代の全てを施設で過ごすのであり、これはゆりかごの特徴である匿名性がもたらした結果であると考察した。

3章では、イギリスの児童精神医学者であるジョン・ボウルビィの愛着理論(Attachment Theory)を用いて、幼少期を家庭環境のもとで過ごすこと、つまり家庭養護が子どもの発育に効果的であることを述べた。その上で、今も施設養護のもとで暮らすゆりかごに預けられた子どもたちの現状を問題視して家庭養護に含めるべきであると考察し、加えてゆりかごの子どもたちが幼少期に形成した愛着対象のもとでの家庭養護を望んだ場合にそれを実現することのできる環境を保証すべきであるという筆者の考えを述べた。

4章では、ゆりかごに預けられた子どもたちをいかに早い段階で家庭養護の対象とすることができるかということに焦点を当てた。家庭養護の第一ステップとなる里親制度について言及し、現在の里親委託率の低さの要因が実親の不同意であることや、今後の政府による里親推進活動にも目を向けながら、児童相談所によるゆりかごに預けられた親元の判明しない子どもたちの優先的な里親委託を提案した。また、永続的な家庭養護の実現には一時的な制度である里親制度よりも特別養子縁組制度が有効であると考察し、ゆりかごの子どもたちが、例外的事案(民法817条の6)を除いて実親の同意が不可欠な特別養子縁組をするための方法をドイツのBabyKlappeとアメリカのSafe Heaven Lawというゆりかごの類似施設の例を参考に探った。

5章では、ゆりかごのあり方と特別養子縁組制度を加味して、ドイツの例を参考に施設への預け入れから一定期間を経ても親元が判明しない場合のみ、実親の親権を喪失させることが効果的であると考察した。これにより、実親の同意がなくても特別養子縁組の成立が可能となる例外的事案(民法第817条の6)に合致させることができる。実親による事後接触の時期や小学校進学時の身元判明件数の多さに注目し、親権喪失の時期はゆりかごの子どもたちが小学生になる6歳が適当であるとした。そうすることで、実親の同意無しに特別養子縁組を成立させることができ、こうのとりのゆりかごに預けられた親元の判明しない子どもたちの永続的な家庭養護が実現可能であると結論付けた。

日本におけるベジタリアニズムの変遷

明治以前の肉食忌避と、明治以降の新聞からみるベジタリアニズム

法政大学 社会学部 社会学科  4I組 14E2112  真鍋百合子

要旨

 本研究の目的は、日本におけるベジタリアニズムの歴史を明らかにすることである。ベジタリアニズムとは、倫理的または宗教的理由から肉食をしないことで、一言に「ベジタリアン」と言っても、人によってそれを実践する理由や、食べる物の範囲は様々である。また国や地域によってもその活発さや、それが行われる背景は異なる(第1章)。それでは日本では、どのような背景で、どのようにベジタリアニズムが行われてきたのだろうか。

 まず、ベジタリアニズムの歴史は7世紀から今日まで続くが、明治初期を境に大きく分けられる。前半ではベジタリアニズムが食文化の基本であったため、食文化に関する先行研究からその変遷を調べ、後半では食文化が肉食に変わり、ベジタリアニズムの動向は食文化としてはっきりと見られなくなったため、新聞記事の数や内容からその動向を調べた。

 その結果によると、元々日本では様々な動物が食べられていたが、7世紀に肉食禁断令が出されてから19世紀に肉食が解禁されるまでの1200年間は、仏教の教えや肉食への穢れ意識を背景に、ベジタリアニズムは食文化の基本だった。肉食禁断令は国民に厳格に守られていたわけではなく、野生動物や魚介類を食べることは許されていたため、完全なベジタリアニズムではなかったが、元々肉食だった人々に肉食への嫌悪感を抱かせるほどの影響を与え、精進料理など日本独自の食文化を生みだした。明治初期、政府は肉食を解禁したが、国民の禁忌の意識は強く、肉食は約30年かけて食文化へと取り入れられた。それ以来、日本の食文化においてベジタリアニズムが肉食より優勢になったことはない(第2章)。

 明治以降の新聞記事を調べた結果からは、1980年代後半からは健康へのメリット、2014年頃からは観光客の増加を背景に関心が高まったこと、1980年代に始まったベジタリアニズムは今日まで途切れなく続いていること、またこれは外国の影響を強く受けていることがわかった(第3章)。

 1980年代の日本では生活が豊かになり、生活習慣病が問題視され始めた。これを背景に生活習慣病対策としてベジタリアニズムの健康へのメリットが注目されるようになった。その後も日本では健康維持の面でこれに注目することが多い。2014年頃からの関心の高まりは外国人観光客増加の影響であった。外国人観光客のうち6.8%はベジタリアンで、437億円の市場規模がある。多くのベジタリアンが日本を訪れるため、飲食店やホテルなどではこれに対応する必要が生じ、ビジネスの分野で伸び代のあるターゲットとして注目されている。ベジタリアニズムに関する記事は1980年代から今日まで毎年掲載されており、一時的なものでないことがわかる。また記事では外国人や外国の影響を受けてベジタリアンになった人が頻繁に取り上げられており、外国の影響を強く受けていると考えられる。

 要するに、ベジタリアニズムは7世紀から19世紀までの1200年間、仏教の影響と肉食への穢れ意識を背景に食文化に色濃く見られた。その後肉食が解禁されてから約30年かけて食文化は肉食へと変化し、今日まで約150年間下火だった。だが1980年代後半から、生活習慣病の社会問題化をきっかけに健康に良い側面が注目され始め、2014年ごろからはベジタリアンの訪日外国人の増加で、観光やビジネスの分野で注目されている。

 以上のことから展望を考えると、現在のベジタリアニズムは必要に迫られて生じた受動的なものであるが、40年続く長期的な流れであり今後も進展していく可能性があること能動的なベジタリアニズムが盛んな外国から影響を強く受けていることから今後日本でも能動的にベジタリアニズムを実践する気運が高まる可能性がある(第4章)


「取り締まれない」日本の売春規制の分析と評価

―売春の二重規範から見る囲い込み規制の有効性―

 

法政大学 社会学部 社会政策科学科  4C組 14E1223  岡﨑駿太

 

 論文要旨

 

日本はなぜ売春を禁止しながら性風俗店舗を取り締まらないのか、本論文はその理由を各歴史資料より分析・評価したものである。この問題には、裁判では性風俗店での性サービスは売春と同義であるとされながら、性風俗店じたいへ禁止や処罰がなされていないと知ったことから関心を持ち、この度研究するに至った。

現行の法体制を調べた結果、日本は性風俗を取り締まらないというよりも「取り締まれない」体制になっていることがわかった。売春防止において売春は性交、つまり本番行為を伴うものだけを指し、さらに売春をした当人を罰則する規定がない。また風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(以下風営法)は、風俗店の立地や広告を規制するのみで、具体的なサービスの内容は規定していない。そのため、性風俗の中で行われることに関し日本の法は関与することができないのである(1)

 なぜこのような体制が作られたのか、日本の売春規制の歴史からその理由をたどった結果、江戸の遊郭よりつづく「囲い込みと監視」の姿勢を受け継いでいるためであるとわかった。一般地域での売春を禁止し、ひとつの場所でだけ売春を見逃してこれを監視すれば、性病の蔓延を防げる。踏み込んだ売春の取り締まりをせず、できるかぎり見える範囲でコントロールする方式が日本では一貫してとられてきたのである(2)

 この規制方式には相応の批判が上がっているが、諸外国制度と比較した結果、日本の制度は売春による極端な悪影響を防げていることがわかった。たとえば1962年のニューヨークでは売春の完全な禁止と取り締まりが行われたが、売春は法の目が届かない危険な地下にもぐり、あらゆる違法行為が売春に結びついてくるようになってしまった。また売春を完全に合法とし取り締まりを行わないオランダでは、性犯罪率が上昇するなど一般社会での性モラルが悪化した。

それに対し日本はどうしても起こる性の売り買いを性風俗に囲い込んで地下化をふせぎ、かつ売春を禁止することによって一般社会の性モラルを維持できている。歴史学者のバーン&ボニー・ブーローらは、売春はそれへの強い需要がありながらも社会から排斥される特徴を指摘し、これを売春の二重規範と呼んだ。これをふまえ、日本の売春規制は売春の現実的な側面をとらえた正しい対応ができていると評価した(3)

 しかし日本の囲い込み規制にも欠点はあり、性風俗が「限定の見逃し」であることを利用者である客に認識させられていないことを指摘した。売春防止法は売り手である女性の保護・更生に力を入れられているが、買い手である男性には何の抑止力も持っていない。性風俗の利用が恒常化し、「性を買えるのはあたりまえ」という間違った価値観が生まれないよう、たとえば性風俗店の利用の際は氏名と住所を提示するよう義務付けるなど、安易な利用を抑止する取り組みを行うことを提案した(4)

 

  

公立中学校におけるICT教育の可能性

―聞く授業から自ら考え、行動する力を養う授業へ―

 

法政大学 社会学部 社会政策科学科  4E組 14E1437  金野健人

要旨

 

インターネットの普及によって世界中の人々と簡単に繋がることができるなど私たちの生活は情報化によってここ数十年で大きく変化した。

しかし学校教育はいつまでも昔のやり方で行っている。その中の代表的な例として授業が挙げられる。これだけ情報化が進んだ今でも教師が黒板を使って教え、生徒が座ってただ聞く従来の授業を行っている。いわゆる知識詰込み型の教育を現在でも行われている。

 他方で現在社会的に求められている人材は以前に比べ大きく変わってきている。日本は以前に比べ、モノが溢れる社会となった。また海外企業の進出、世の中の情報化など日本国内だけでなく、海外の人々とも競争していかなければならない社会へと変容した。その環境で戦っていくためには以前にも増して自ら考え、主体的に判断し、行動して問題解決する力が求められている。

 他国ではこのような力を伸ばすための取り組みが行われている。フィンランドでは、探求型の授業に重点が置かれ、子どもたちが日常的にICTを活用して情報を集め、編集し、発表するスタイルを身に着けている。アメリカでは、ホームスクーリングでオンライン教材が利用されているだけでなく、eラーニングが初等・中等教育でも活用されている。

日本でも主体性を身に着ける教育を進めようとしている。文部科学省は平成293月に教育の指針である学習指導要領を約10年ぶりに改正した。その中で子供たちが「何を知っているか」だけではなく、「知っていることを使ってどのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか」ということであり、知識・技能、思考力・判断力・表現力等、学びに向かう力や人間性など情意・態度等に関わるものの全てを、いかに総合的に育んでいくかということであると述べている。

このような現状の中で日本も他国と同様に学校教育にICTを導入していくべきだと考える。具体的には電子黒板、生徒一人ひとりのタブレット導入などである。またICTを活用しテレビ電話のような教室を飛び出した取り組みも行っていく。そのような整備を行っていくと同時に日本の授業をディスカッションやディベートなどを多く取り入れる授業へと変えていく。ディスカッションやディベートなど自分の意見を発信する場を増やすために新たな授業科目も導入し、時間を確保する。授業を変えていく上で知識を習得する時間の減少などが挙げられる。時間については自宅学習を行える環境を整備することで補っていく。

ICT化を進め、さらに日本の授業を詰め込み教育から自分の意見を発表できる場へと変えていくことで今の日本に不足している主体性を向上させることができると考えている。ぜひ早急に導入し、日本の子どもたちが自分の関心のあるものに出会い、とことん向き合い、発表できる自ら学びたいと思える環境を作っていきたい。

 

 

発達障害の子どもに対する特別支援教育の在り方

-通級指導教室を通して、支援が行き渡るようにする―

 

法政大学 社会学部 社会学科  4L組 14E2404  上村知穂

 

要旨

発達障害について、私の履修している授業や、見ていたテレビで頻繁に取り上げられており、関心を持った。その実態を見てみると、発達障害の子どもたちは特別な教育的支援を必要としていながらも、その地域や学校によって必ずしも支援がなされている訳ではないことが明らかになった。様々な困難を抱えている発達障害の子どもに対してどのように支援をしていくか、考察することを研究の目的とする。

まず始めに、発達障害の診断方法と具体的な種類・特徴について理解を深める。学習障害、注意欠陥多動性障害、高機能自閉症では同じ発達障害とはいえ異なる特徴を持っており、様々な困難を抱えていることが明らかになった。また、発達障害は相互に重なり合っていることも多いため、より複雑さと困難さを増している(1)

次に、様々な困難を抱えた発達障害の子どもを取り巻く現状について見ていく。一つ目は、特別な教育的支援を必要とする発達障害の子どもが通常の学級の6.5%の割合でおり、決して少なくないことである。二つ目は障害児教育の専門的知識を持っている教員が指導にあたる特別支援学校や、特別支援学級に発達障害を持った子どもは基本的には所属できないことである。三つ目は、発達障害の子どもを始めとした比較的軽い障害を持った子どもたちを指導対象としている通級指導教室は、全国の公立小・中学校の1割でしか行われていないことである。通級指導教室とは、1日の大部分を通常の学級で学び、週1~8時間のあいだで普段学んでいる通常の学級とは別の場所で、障害の状態に応じた指導を受けることを意味する。学習面、行動面、対人関係、聞こえや言葉についてなど、子どもに応じた課題を行い、問題の解決や軽減をはかる。少なくない割合で存在する発達障害の子どもが、特別支援学校や特別支援学級で基本的には指導対象となっていないならば、通級による指導は全国どこでも行われるべきだと考えた(2)

そして、通級による指導が現在では不足している結果、どんなことが起こりやすいか問題点を提示している。授業がわからず置いてけぼりになってしまうこと、友達と上手く馴染めないこと、𠮟責を強く何回も受けることなどが原因で二次障害に陥ってしまうことがある。発達障害の子どもが二次障害に陥ることで、学習に更に遅れをとったり、友達との関係性も希薄になって、1人で内に閉じこもってしまうような状態にさせてはならない(3)

そこで通級による指導がより行われるようにするために、設置を推進するべきであると考えた。発達障害の子どもを障害を持った子どもが集まる環境に置くのではなく、できる限り通常のクラスにいて、プラスアルファで通級による指導を受けた方がいい理由は、様々な人と関わることで将来でも役立つ社会性が身につくと考えたからである。また、特別支援学級教職員と通級指導担当教員の双方が協力して発達障害の子どもを指導することを提案する。特別支援学校教職員はその専門性をいかして助言や援助を行うことを求められているのに加え、双方の指導により、多くの視点から子どもたちを把握できるからである。また、通級指導担当教員が特別支援学校教職員に教育上の悩みを相談することで、悩みが軽減し、今後どのように指導していくべきか見当がつきやすくなると考えたからである(4)


 

 

思春期の男性身体障害者のために必要な性の支援

―自慰介助サービスで自己肯定感を養うために―

 

法政大学 社会学部 社会学科 4H組 14E2020  勝又千鶴

 

要旨

性的欲求は三大欲求のうちの一つであり、それを満たすことは、人間にとって豊かな生活を送るために欠かせないが、筆者のアルバイト先の障害者グループホームでは、性的な支援は行われていない。他の施設でも障害者の性の支援を行っているという話は聞かない。この現状を問題視し、障害者の性的サービスについてどのような支援をするべきか研究しようと試みた。本稿では自慰行為ができない、もしくは困難な思春期の男性の身体障害者を対象とした。性的欲求が高まる時期に、自分で欲求を満たせず、我慢し続けなければならない苦しみは大きいと考えたためだ。

文献や資料を参照して研究を進めると、性的欲求は人間の基本的な欲求であること、また、性は尊厳やアイデンティティの確立等の役割があり、精神的に豊かに生きるために重要な要素であることが分かった(第一章)。

次に、身体障害者には知的障害を持つ人もいることを述べた。また、性欲を我慢しなければならない身体障害者の性生活の例を挙げ、彼らの性の問題の重要性を説いた(第二章)。

そして、優生思想やWASの性の権利宣言、障害者権利条約を見ていき、障害者の性の権利がどう受け止められてきたか述べた。現在でも性の支援は整っておらず、結婚生活を送る障害者は少ない。また、恋愛や結婚をするためには努力が必要で、自分磨きをするために自己肯定感を養うことが豊かな性生活を送るための第一ステップであると考えた(第三章)。

そしてその自己肯定感は、思春期に自慰行為をすることによって養われていることや、健常男子はほとんどが自慰行為を思春期に経験していることがわかった。身体障害者の思春期の自慰行為のケアは最低限保障されるべきものであることを主張した(第四章)。

日本でのセックスボランティアやホワイトハンズ等で取り組まれている自慰介助サービスについて見ると、比較的充実はしているが、利用者が少ないことや利用者の年齢層が高いことが課題であることが明らかになった(第五章)。

その課題の原因の一つは、思春期の身体障害者に性の相談をする人がいないことであると考え、現在の彼らの周囲の環境(家庭、学校、地域)をみた。親子間で性が排除されていること、特別支援学校での性教育は問題行動の防止を目的としていること、地域社会には思春期の障害者の性の相談を専門的に行うような機関は無いことが明らかとなった(第六章)。

最後に、ホワイトハンズのサービス内容についての検討と、これからどのような支援が必要かの考察を行った。ホワイトハンズでは、自慰行為を自分でできる「環境を整える」支援をするべきだということ、また利用できる年齢を12~13歳ほどまでに引き下げるべきであるということを提言した。そして、生徒にとって気軽に立ち寄りやすい印象のある保健室が、思春期の生徒の性の支援をするのに最も適していると述べた。学校の保健室の先生から、生徒やその両親、地域の保健師にアプローチすることで、性の相談がしやすい環境ができたり、障害者の性に対する考え方が変わることに繋がると考えた(第七章)。

 

 

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2018年1月23日 (火)

1/27の卒業生・ゲスト等(1/23朝段階)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                           
氏名 午前 お弁当 午後 懇親会 卒業年次 勤務先   職務 備考
法政1期 前田洋平 × × 2013年 一般社団法人日本鉄鋼連盟 地球環境グループ エネルギー・温暖化・知財政策の調査・政策提言
法政3期 笠原ちひろ × × × 2014年 住友商事ファイナンシャル    
法政3期 響谷繭子 × × × 2014年 視能訓練士専門学校在学中     ★インフルエンザで欠席可能性
法政3期 服部菫 × 2014年 日本臓器移植ネットワーク 広報・啓発グループ 普及啓発資材の作成、イベントの運営等
法政3期 高木真奈美 × × ○(夕方から) 2014年 医療生協さいたま生活協同組合  浦和民主診療所
法政3期 西田浩一朗 2014年 朝日火災海上保険株式会社 本店法人営業部法人営業一課 営業職 官公庁向けの企画提案等
法政4期 河野祥子 × × × 2015年 全国健康保険協会 企画総務グループ  
法政4期 下村研吾 2015年 電気興業株式会社 本社中央営業部付 官公庁向けのアンテナ営業
法政2015.9 藤城啓祐 × × × 2015年秋 上智大学在学中 神学部   ★資料1部
法政2016.9 渡邉悠哉 2016年秋 エンライズコーポレーション インフラエンジニア  
法政5期 今井佑輔 × × × 2016年 三笠製薬 東京支店   第三課  
法政5期 下辻美桜 × × ○15時頃から ○21時まで 2016年 ニチイ学館 サニーメイド事業部 国家戦略特区新規事業立ち上げ
法政5期 高橋萌子 2016年 法政大学 デザイン工学部  
法政5期 千田悠佳 × × ○14時頃から × 2016年      
                   
日福2010卒 丸岡大輝 × × ○15時頃から 2010年 協和発酵キリン 人事部   ★バス停まで迎えに行く
ゲスト 高木翔夢     2016年 法政大学 社会学部事務課  

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2018年1月12日 (金)

1/27 卒論報告会 開催要領

                                                   
今年度の卒論報告会および懇親会については、以下を予定して
います。
少しでも参加いただける方は、1月21日(日)までにご連絡下さい。

*                    *                    *

1/27(土)法政・多摩キャンパス 1階多目的ゼミ室
卒論報告 10時~17時半 (ゲストスピーチを含め)
(途中、11:45-12:30が昼食休憩)
 ※ 生協はあいていませんので、希望される方には弁当(・飲み
 物)を手配します(1000円予定)
*                    *                    *

懇親会 18時半~21時頃
 八王子のmucha cafe(042-648-3699)
 ※ mucha cafeはJR八王子駅北口からトモエビルの方向に
  まっすぐ向かい、栄光ゼミナールが見えたら左へ曲がり、
  次の交差点を右に曲がって、まっすぐ歩くと右手に見えます。
 ※ 会費 4000円予定
 ※ 例によって途中で卒業生の送別セレモニーが入る予定です。
 ※ 懇親会の出欠変更があれば、1/24(水)までにお願いします。
*                    *                    *
卒論テーマ
 今年度の卒論は、変わったテーマが多く、
 「売春防止法・風営法の構造」「日本のベジタリアンの歴史」
 「教育におけるICTの活用」「発達障害と特別支援教育」
 「障害者の性的権利」「赤ちゃんポスト」
 関係の6篇の予定です。


お越しいただける予定の卒業生の皆さん (1/12・PM段階)
 〔懇親会のみの方も含めて〕 


法政1期 前田洋平
法政3期 笠原ちひろ
法政3期 響谷繭子
法政3期 服部菫
法政3期 高木真奈美
法政3期 西田浩一朗
法政4期 河野祥子
法政4期 下村研吾
法政(2015.9卒) 藤城啓祐
法政5期 今井佑輔
法政5期 下辻美桜
法政5期 高橋萌子
   

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以前の写真を何枚か

やっと卒論指導も一段落して、少し時間ができたので、
たまっていた写真を何枚かアップします。

これは秋のホームカミングデーでの自己紹介風景。
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これは学部研究発表会リハーサル風景。



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「若手カメラマン」も活躍してます。

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これはある日の卒論ゼミ風景。卒論も追い込み段階のはず
なのに、緊張感がない。(だからあのあと、あんなことに・・)


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なんと前任校(日本福祉大)のゼミ生が結婚して、その折に
当時のゼミの皆さん(2010年卒)が集まった写真を、落合くん
(後列中央)が送ってくれました。

ありがとう! おめでとう! みんな元気か~
ちなみに落合くんと下地くん(左から2人目)は、何年か前の
法政での卒論報告会にも来てくれましたよね~
その後、宮腰さんも一度法政に遊びに来てくれましたよ。

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ちなみに上記の人たちの8年前は、こんなでした。

http://naganuma.way-nifty.com/seminar/2010/03/photo-3-b621.html

http://naganuma.way-nifty.com/seminar/2010/03/photos-temporar.html

 

 


最後に仙台「光のページェント」に行った教員。
太ったとか老けたとか言わないように。

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(以上)


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2017年12月28日 (木)

卒論報告会は1/27予定

今年度の卒論報告会は1/27(土)予定です。

詳細につき、またご連絡しますが、ぜひお越し下さい。

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2017年11月25日 (土)

ホームカミングデーを開催しました

11/23に、ホームカミングデーを開催しました。

お忙しいなか、来ていただいた皆さんに、改めてお礼申し上げます。

取り急ぎ、写真の一部をアップします。

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将来のゼミ生!?
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卒業生たちとタイ料理
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かろうじて「自撮り」成功
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なお、卒論報告会は、たぶん1/27か、1/20になると思います。

またご案内しますので、皆さん是非いらしてください。

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2017年11月19日 (日)

11/23のホームカミングデーの最終ご案内

標記については、11/23(木)の13時から18時くらいまでの予定で開催します。
711ゼミ室です。

今のところ、だいたい下記のような感じを予定していますので、
お越しいただける方は、水曜朝までにお知らせいただけると
助かります。

1245-1300 ゲスト・ゼミ生の自己紹介等
1300-1400 卒論プレ報告(真鍋) 日本におけるベジタリアンの歴史
1400-1500 卒論プレ報告(勝又) 障害者の性的権利
1510-1640  学部研究発表会・三年最終リハーサル 
          女尊男卑について 
1650-1820 学部研究発表会・二年最終リハーサル 
          デザイナーベビーについて
1820-   ゲストからの講評・ゲストスピーチ等

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2017年11月 3日 (金)

今年もホームカミングデーやります(11/23)

皆さんお元気ですか。「文化の日」をいかがお過ごしでしょう。

さて、今年もまた、秋のホーム・カミング・デーを開催します。

11月23日(木)の祝日です(大学は授業日なのです)。
お仕事やデートやイベントがない方は、久しぶりにぜひ
おいでください。

フレッシュな二年生、逞しく成長した三年生、やっと就職活動を
ほぼ終えた四年生に会いに来てください。

内容は、学部研究発表会の最終リハーサル(二年・三年)と、

個人研究発表を一人くらい、そして皆さんからのゲストスピーチです。
だいたい13時から17時くらいまでを予定しています。

まず教室を手配しなければならないので、もし「行けるかも」
という方がいれば、早目にお知らせいただけると助かります。

お忙しい皆さんですから、ドタキャンOKです。また直前に
「急に行けることになったよ」というのも歓迎します。

ただ、もっぱら教室規模の関係から、できるだけ事前に
(できれば早めに)お知らせください。

皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。

なお、ホーム・カミング・デーの開催内容については、ここで
適宜お知らせします。

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追記

今のところ、4年生の個人研究報告2編(障害者の性的権利について、日本におけるベジタリアンの歴史について)と、リハーサル(3年・女尊男卑について、2年・デザイナーベビーについて)と、ゲストの皆さんからの近況報告を予定しています。


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2017年10月 1日 (日)

2017-10-1  秋学期スタート & possibly home-coming day 11/23

 

秋学期がはじまりました。

こちらは相変わらず学務中心の毎日ですが、ほんの少し、「出口」が見えてきたかな、という感じです。


明日は、会社等の内定式ですかね。
皆さんも自分のときのことを思い出してみてください。ずいぶん成長したことでしょう。
いい季節にもなりましたし、気分新たに、過ごしていただければと思います。

ところで、まだずいぶん先ですが11/23(木)は、祝日ですが、大学は授業日で、卒論ゼミがあります。

ですので、できればまたホームカミングデーを開催して、もしお時間がある卒業生の方がいれば、お越しいただき、お話を伺うとともに、学部ゼミ生の、学部研究発表会のリハーサルを聞いていただき、コメントいただければと思っています。



なお、最近のゼミ風景です。

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2017年9月 3日 (日)

2017-9-3  また久しぶりに更新

また間が空いてしまいました。もう9月なんですね。

ちょっと個人的にいろいろあって、すっかりそちらに振り回されています。

というわけで、およそ夏休みらしい出来事はありませんでしたが、いくつかだけ。


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哲学者の中村雄二郎が亡くなりました。

私は大学に合格したとき、彼の『共通感覚論』を買って読んだのですが、まあそれはたまたまだったのですけれども(ちょうど岩波現代選書のシリーズが刊行されはじめたところだった)、あれで学問に関心を持てたかなあ、という気がします。

極端に言えば、人生を変えた・決めた本(のうちの1冊)です。
うまく芸術との架橋もしていて、私としては読みやすかったのです。「デュシャンの泉」とか、「433秒」とかね。

その後はあまり読まなくなってしまったのですが、理論的にはその後になかなか重い展開があり、いずれきちんと読みたいと念じています。


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日野皓正が話題になっていますが・・。

佐々木中の本に出ていた、ずいぶん前の話ですが、やはりジャズに打ち込んでいる中学だか高校生だかに、1日何時間練習しているのか?と日野が訊いて、訊かれた学生が胸を張って8時間ですと答えたところ、「それしかやってないのか」と日野が恫喝した、という話が載っていました。

むしろ「いい話」というニュアンスだったのですが、私はそうは受け取れませんでした。今回も同様です。要するに、センスがないと思います。

ちなみに彼の音楽は、世界的に高く評価されているといわれていますが、(一介のジャズ・ファンとしては)あまりそういう印象はありません。


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例によって、いろいろ読み散らかしてしまっていますが、すぐに文学系に走ってしまいます。

とくに木原孝一の詩集は、いろいろな意味で、相当にインパクトがありました。戦争、敗戦の悲惨さを描ききった詩人です。

「荒地派」でありながら、田村隆一のように名前が「残らなかった」人です。

読んでみると、なんというか、いかにも「後付け」ではありますが、田村隆一(あるいは石原吉郎)などと比べると、少しだけ「ストレートすぎる」というか、「分かりやすすぎる」というか、何かが多すぎるというか、何かが足りないというか、うーん、だから後世には名前が残らなかったのだなあ、という気がしみじみとしてしまうものでした。

確か柄谷行人が、島尾敏男(戦争文学で有名)について、彼は仮に戦争を素材としなくても、すばらしい作品を書けただろう、という趣旨を語っていたと思いますが、その意味では逆に、木原孝一は、戦争(体験)がなかったら、書けなかったのではないか、という気がします。(もっともその意味では石原吉郎なんかも同様かもしれませんが。)

いろいろ書きましたが、しかしたとえば下記をみるだけでも、やはりすごいです。少なくとも一読には値するというべきでしょう。「ちいさな橋」の一節です。

 

生まれたその日から

そのことだけを習ってきた

この世界に橋を架ける できるだけ多く橋を架ける

 

生まれたそのときから

そのことだけを考えて生きてきた

この世界に橋を架ける できるだけ多く橋を架ける

 

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秋から冬にかけては、少し落ち着くといいなあ、と思っています。

また更新します。

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2017年7月 1日 (土)

2017-7-1 ご無沙汰しちゃってます



全然ブログを更新できずに申し訳ありません。

ゼミのブログの方を、ゼミ生たちが一所懸命に更新していますので、ゼミの様子はそちらでご覧いただければと思います。

4年生の就活は、今年もそこそこ順調のようです。個別にいろいろご支援賜り、厚く御礼申し上げます。

 

私自身は、とうとう学科運営会議の「初代議長」になってしまい、まったく学務オンリーの毎日を過ごしています。


そういうなか、かろうじて週刊社会保障からの依頼原稿を書き上げて、6/19号に掲載できました。

いわゆる身体拘束をテーマに、「介護者の自由」というタイトルで、はじめてミシェル・フーコーを引用しながら、議論を展開してみました。

ご関心がある方がいれば、pdfをお送りしますので、ご連絡下さい。

 

もう7月ですが、今年は「やっと7月」という気分です。そろそろ期末試験の問題も作らなければ。

お互いがんばって乗り切りましょう!


(最近の長沼。疲れ気味!?)

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2017年5月20日 (土)

2017-5-17 合同ゼミ


今年は連休が不規則で、遅くなりましたが、やっと合同ゼミを
開催できました。

今年も新しく来てくれた愉快な2年生の皆さん、すっかり頼もしく
なった3年生の皆さん、そして就活の合間を縫って駆けつけてくれた
4年生の皆さんのおかげで、大変充実した時間を過ごすことが
できました。

撮った写真を何枚かだけ、取り急ぎ掲げておきます。


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ゼミ(2年・3年)は今年も水曜の午後です。

お時間があれば、いつでも遊びに来てください。

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2017年5月12日 (金)

ミニ・ホームカミングデー

連休はいかがでしたでしょう。

こちらでは、例年より遅くなりましたが、連休が明けて、5/17(水)に、合同ゼミ(2年生のデビュー戦!)をおこないます。

もしお時間があれば、懇親会だけでも(もちろん可能であればゼミにも)お越し下さい。
懇親会は例によって19:30頃から、八王子でおこないます。



さて、連休中の5/3(水)には、ゼミでミニ・ホームカミングデーをおこなうことができました。
3期生の高木さん・服部さんにお越しいただき、大変充実した時間を過ごすことができました。

以下に若干の写真と、当日の現ゼミ生からの感想を掲げます
(後者は期間限定で公開します)。
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2017年4月29日 (土)

5/3の追加連絡

5/3につき、今のところ、卒業生2―3人にお越しいただける予定
です。

少なくとも教室の収容人数的には余裕がありますので、ほかに
お越しいただける方がいれば、日曜(4/30)までに是非ご連絡
下さいませ。

1330-に3年生の研究計画書の発表、1510-にゲストの皆さん
からスピーチをお願いする予定としています。

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